カツキによく寄せられる、鉄筋コンクリート住宅(RC住宅)に関するご質問に、Q&A形式でお答えしています。
他にご不明な点がある方は、遠慮なくお問い合わせください。担当者がわかりやすくご説明します。
Q. 鉄筋コンクリート住宅は高額ではありませんか?
A. 木造住宅と比べると価格は高くなりますが、当社はRC-Zシステムを採用し、自社で施工しているため、他社の鉄筋コンクリート住宅よりも安定した価格でのご提供が可能です。また耐久性に優れているため、適切なメンテナンスを行うことで建て替えや補修の必要も少なく、長期的に見るととても経済的と言えます。
Q. どれくらいの地震に耐えられますか?
A. RC-Zの家は、「壁式構造」と言われ、外力を分散して受ける構造になっており、地震や台風などの災害に対して強さを発揮します。

壁式構造(WRC造)とは、壁と床で構成された建物の構造です。
柱や梁を使わないため部屋を広く取れるメリットがあり、コストも比較的、安くおさえられます。
壁の量が多いことから、「壁式構造」のマンションは、旧耐震構造基準(昭和56年以前の構造基準)のものでも「阪神淡路大震災」で被害が少なかった構造です。

鉄筋コンクリート住宅(RC住宅)の基本知識 <Point 2. 耐震性能 大地震で一番被害の少ない構造>
Q. 土地が傾斜になっているのですが建てられますか?
A. 鉄筋コンクリート住宅であれば、多くの傾斜地や段差のある土地に対応できます。
経験豊富な設計士が、お客様の土地環境にベストなご提案をしますので、まずはお気軽にご相談ください。 特殊形状の土地活用
Q. 鉄筋コンクリート構造とは?
A. photo_system_04コンクリートに鉄筋を入れ、異なる性質の材料が一体となって建物を支える住宅です。
コンクリートは圧縮に強く、鉄筋は引っ張る力に強いため、バランスよく構造設計を行うことで、高い強度と耐久性を持ちます。<ダブル配筋とふかし20㎜がポイント>
カツキでは壁の配筋は、コンクリートの中に鉄筋を二重に組み上げるダブル配筋を採用しています。
一般的なシングル配筋に比べて構造強度が増すだけでなく、耐震性や耐久性が向上します。外部に面する躯体の壁は 壁厚180mm+ふかし20mm =計200mmです。
かぶり厚は、RC造の耐久性、耐火性にとって重要な要素で、かぶり厚が十分に取れていないとコンクリートの中性化による鉄筋のさびやコンクリートのひび割れが起こりやすくなることがあります。
長く使っていただける住宅をご提供するため、かぶり厚を確実に確保する「20mmふかし」をカツキの基準としています。 鉄筋コンクリート住宅(RC住宅)の基本知識
Q. コンクリートだと寒そうなイメージがあるんですが……
A. コンクリートに直接触れると冷たいため、一見「寒そう」と思われる方もいらっしゃいますが、実際は、断熱・気密性能は他のどの構造よりも高いことが挙げられます。
鉄筋コンクリートは、隙間による外気の流通がないため気密性が高く、熱負荷が少なくなっています。
また、外気に面する部分には、厚さ54㎜の断熱材が施工されているため、コンクリート構造体による熱吸収も抑えられ冷暖房の効率も良く、快適な環境が得られます。 鉄筋コンクリート住宅(RC住宅)の基本知識 <Point 4. 遮音・断熱・気密性能>
Q. 木造の家と比べて耐久年数はどれくらいですか?
A. 法定耐用年数では、木造住宅が22年、鉄骨造住宅が34年、鉄筋コンクリート住宅が47年と定められています。
木造住宅と比べると2倍以上も長持ちする鉄筋コンクリート住宅は、適切なメンテナンスを行なうことで長く快適に住むことができます。カツキの鉄筋コンクリート住宅では多くの建物で「スケルトン・イン・フィル*」を意識し、「二重床*」を採用しています。
これらは長く暮らすうちに変わる家族構成に合わせて、間取りを変更し生活スタイルを容易に変えていける造りとなるので、住宅そのものの耐久年数だけでなく、実際に何世代も使えるという意味でも耐久年数の長い住宅構造と言えます。*スケルトンインフィル:建物の骨格(構造躯体)と内装(間仕切壁など)が分離された造り
*二重床:コンクリート板とフローリングの間に空間を作り設備配管を自由に交換や移動ができるようにすること 鉄筋コンクリート住宅(RC住宅)の基本知識 <Point 1. 耐久年数47年 他工法と比べて13年~25年も長い>
Q. 鉄筋コンクリート住宅は結露が発生しやすいと聞いたのですが……
A. 鉄筋コンクリート住宅は気密性が高く、室内に水蒸気がこもりやすいため結露が起きやすくなります。
しかし結露は、計画換気装置をはじめとする対策で防ぐことが可能です。
カツキでは結露対策も設計段階で計算し快適な住まいを設計します。
Q. 外壁(打放し)のメンテナンスは?
A. 打放しにかぎりませんが、10年を目安に洗浄や点検をおすすめします。高所作業のため、足場設置が必要となりますので撥水剤の塗り替え、サッシ・打継部のコーキングやり替えを併せて行うのが効率的です。